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    お客様との打合せでは、披露宴の進行に沿って花のシナリオを組み立てます。
    個々のシーンを印象的に見せるために花を演者として捉え、
    披露宴というステージに立たせるのです。

    例えば、披露宴の進行とともに花のトーンを濃くすると、人は色によるボリュームを感じます。
    逆に薄いトーンにして行くと、さびしく感じてしまいます。
    ドレスとブーケ、会場の雰囲気とテーブル装花、季節と時間、お客様の趣向と適切な花選び。
    それらをトータルに考えて、シナリオを描きます。

    結婚式という3時間ほどの舞台は私たちフローリストにとって、
    脚本家としての技量が試されるステージでもあるのです。

    芦屋アトリエ 岡 由子

     

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