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    前回取り上げたミモザ同様、春はこの品種にフォーカスしない訳にはいきません。
    春の代名詞_「さくら」。
    春を代表するというより「日本を代表する」と形容した方がしっくり来る、誰もが知る超メジャー品種です。
    今回私は「さくら」を使って、どれくらいのデザインを表現できるのか?にチャレンジしました。

    まず考えたのは、ゲストテーブル全卓を異なったデザインで表現すること。
    花器も「さくら」の生け方に合わせて多様な素材やフォルムのものをセレクトしました。

    デザインルールとしたのは自然であること。
    地面から、または川沿いから生える「いでたち」であるよう苔や石・水などをアンダーベースに用います。

    もっとも大切にしたのは伸びやかに流れる枝の見せ方。
    メインテーブルの上下左右は許される範囲ぎりぎりまで長く活けて しなやかさを表現しました。

    今回のチャレンジでは思いのほか大きな達成感を得ることができました。
    それは楽しみながら「さくら」と向き合えたからだと感じています。

    広島アトリエ 坂本 安由桂

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