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    湿り気の残った砂を踏みしめながら目的の場所を目指す。
    ブルーグレイの空の仕業か、*K の白さだけが妙に染み入り、
    打ち上げる音は時折 勘にさわり、時折 心地よい。
    ホトホトと歩みを進めると雲の切れ間から弱々しい陽が射し始めた。

    目的の場所は *K を具現化するには絶好の立地だ。
    情景というよりは現象と言った方が近く、
    ずっと眺めらていられる不思議な魅力を併せ持つ。

    風によって風貌を変化させる自由人。
    おそらく私は *K に会うためにここへ来たのだろう・・・。

    気まぐれな *K をデザインするのは難しい。
    いっそ奥に追いやって借景としてしまおう。
    寄せる *波 は途切れることなく、無謀な挑戦を笑った。

    宮崎アトリエ 林 千尋

    ・・・再び・・・。
    引き寄せられるように新たな場所へ辿り着く。
    そして そこにも K はいる。

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