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最近の商材画像には、ストーリー性が求められる。
多くの画像が氾濫するなか、単に花の美しさだけでは人の心はつかめない。

私の思うストーリーとは、画像から感じられる情景や趣きを表現すること。
ただそれは、撮影スキル以外に求められる多くの素養を含んでいた。

求められる要素とは「花の素性をきちんと理解しているか」。
シャッターを切る前、その長所が最大限発揮されることを考える。

・流れを感じ、曲線が持ち味の素材
・凛としたラインで長さが魅力の素材
・丸い小花と葉色に独自性を感じる素材

そこにマッチした趣きと情景を加え、素材の長所と融合させる。

構図、色・・・。身につけるスキルは山ほどある。

花のチカラで、どれだけ日常に付加価値が与えられるか。
人の心をつかむ一枚を目指したい。

姫路アトリエ　村田 桃子