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    私が担当するジェームス邸にはガーデンを横断するアプローチがあります。
    フロント棟 (本館) からチャペルへとつづく誓いの道。
    そのアプローチを花たちで飾るアイデアは斬新で心躍るものでした。
    しかも参列される方々の手によって彩られるのですから。

    参列の方々を待つ色とりどりの花たち。
    想いがカタチとなる瞬間を待ちわびます。

    クリップで吊るされた花たちは二人を見守る来光のよう。
    柔らかな風にそよぐ姿に しばし見とれてしまいます。

    時間となりました。
    主役は永い旅立ちの「はじめの場所」へと歩みを進めます。

    花たちで埋め尽くされたアプローチにいっそう気持ちが高ぶります。
    誓いの場所は多くの祝福で満たされたに違いありません。

    神戸アトリエ 井ノ口 和奏

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