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    会場の個性とフラワー装飾のペアリングは、とても大切です。
    館内へと足を踏み入れたとき、室内の装飾は外観から懐いたイメージを裏切ってはいけません。
    私が担当する【姫路モノリス】は、旧逓信省をリノベーションした歴史的建造物。
    エントランス~ラウンジ~バンケット~階段に至るまで全てに時代の重さを感じ、
    所々にあしらわれた大理石にこころ奪われます。

    とくに上階のバンケットは鹿鳴館を彷彿とさせる趣き。
    赤と茶色で彩られた空間は、訪れたゲストをノスタルジックな世界へと誘います。

    そんな世界観が好きだからこそ、私はパープルのコーディネートをお勧めします。
    時の長さが織り成す重厚さに引けを取らない強い色。

    最近気付いたのですが、私の趣向は補完でなく、同調のスタイルだと思います。
    一世紀近く前、ここに集った先人達が飲んだワインは、きっと重めのボルドーだったことでしょう。

    姫路アトリエ 村田 桃子

     

     

     

     

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