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2020.11.24
多様化する季節表現
今年の秋ほどコーディネートが極端だった年はありませんでした。
「会場に季節感を取りれたい。」 これは四季を問わずいただくリクエストですが、
季節の感じ方や捉え方は人によって違いがあります。
さらに表現したいニュアンスには、個々の趣向が大きく反映されます。
以前の秋のバンケットは、橙色や朱色、実物や紅葉、またはハロウィン関連のアイテムなどを用い、
華やかな錦秋イメージにすることがほとんどでした。
その理由は一般的に楚々として控えめなイメージがある「秋」を、
色や小物を使って暖かみを演出し、華やかさを創り上げるためだったと思います。
その代表格が紅葉。
時にはダイナミックに紅葉だけで活けこむデザインは、ストレートに季節を感じるコーディネートです。
誤解を招かないよう付け加えますが、既存のデザインスタイルを否定しているわけではありません。
趣向が多様化しているのです。
いや、表現の自由が結婚式という場面にも通用する時代になったのです。
ブラウン系や渇いたドライフラワーを存分に使って、わびさび的に秋を表現すること。
それが披露宴という華やかな場所にも”OK”の時代になったのです。
これから来る冬。
その表現方法も楽しみです。
広島アトリエ 松本 陽子
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