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    【 添える 】 とは、
    「別種のものを中心となるものの傍に置く意。
    量や大きさなどは中心となるものの それを上回ることは無い 」 らしい。( goo辞典より )
    画像では「中心となるもの」とは皿で「傍に置くもの」とは花だ。
    見たままを表現すればそんな具合だが、【添える】という行為には思うところがある。

    皿とナフキンは個体では無機で特別な存在にはならない。
    特別な存在となるには そのものが格別か、あるいは何かを【添える】必要がある。
    そこで花の出番となり、そこに花の本質がある。

    花はいつも【添えもの】に過ぎない。
    中心となるものを引き立て昇華させる存在。

    私たちの場所、披露宴会場では【添えもの】がいたるところで力を発揮する。
    一輪の花は皿を彩り、数百本の花は主役の二人を彩る。
    【添えもの】は量や大きさでは引けを取るものの、
    琴線を揺さぶることにおいては中心を上回る存在なのかもしれない。

    仙台アトリエ 林 千尋

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