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    最盛には程遠い今。この場所にはスモーキーカラーがお似合いでしょう。
    ほとばしる若さと雑踏とは無縁の煮え切らない色。
    シックとかビンテージとは異なるマッタリしたニュアンスでこの場所を創りあげます。
    ただし使うのは春の花たち。

    天井も床も巻き込んで空間をひとまとめにするのです。
    そこまで出来たなら この場所に漂う空気感をも掌握できるでしょう。

    ほらテーブルクロスの肌ざわりと空間に漂うムードが同じに感じてきたでしょう?
    厄介なアレを除けばですが。

    厄介者は強弱を繰り返しながらメインテーブルの背後から差し込みます。
    これには人間は一切太刀打ちすることができません。
    窓の向こうの江ノ島の見え方すら自由にできる怪物。
    私の力でコントロールが出来たなら・・・。
    いや、それはこの場所を否定することになってしまうのかもしれません。

    鎌倉アトリエ  澤村 千草

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