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2021.02.22
添うべきもの

私が担当する「ジェームス邸」は、神戸市の有形文化財に指定された歴史的建造物です。
会場装花を提案する際には、お客様のご意向を大切にしながらも、
この空間が発する歴史の重さも忘れずにコーディネートしていきます。
ご意向と空間・・・。二つの融合点をどこで見出すか? 最適な着地点を探るのです。
それは、「添うべきもの」への比重をどのように分配するか。という問題でもあります。
ご意向がいかに強くても、会場との融合がなされていなくては意味がありません。
着地点とは、お客様のご意向を昇華させジェームス邸に違和感無く馴染ませることです。
カウンセリングでイメージいただき、式当日に実感していただくこと。
フラワーコーディネーターにとって最も大切な仕事だと考えています。
神戸アトリエ 池脇 志乃
【ジェームス邸】
半世紀以上前、英国人貿易商によって建設されたスパニッシュ様式の迎賓館。
明石海峡と淡路島を見渡せる一万平米の敷地には古城のような洋館と和洋折衷の庭園を有する。
神戸市の有形文化財指定建造物。
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