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    今回は一般的なイメージとは少々異なった蔦や葉物をモチーフとしたコーディネートを二つご紹介します。
    一つ目は重厚な会場と合わせた提案例。会場は私のホーム、大阪 旧桜宮公会堂です。
    150年の重みを醸す国の重要文化財は威風堂々とし、
    葉っぱ?!みたいな軽いタッチのアイテムなんかは門前払いをくらいそうなオーラを発しています。

    そんな空間と対峙するのはフワッとした柔らかな雰囲気とは一線を画す葉物たち。
    スモーキーで少々ヘビーな素材を取り揃えて周りとのバランスを保ちます。

    二つ目は逆光を活かしたデザイン。
    光と影が織り成す強烈なコントラストでシルエットを浮き上がらせ存在感をアピールします。
    黒く見えづらい部分は想像をかきたてられる魅力を持ち合わせます。

    葉物や蔦を主体としたデザインは「爽やか」とか「エアリー」とかの印象を持たれがちです。
    そんなイメージとは逆説的なコンビネーションを行なうことは、
    私にとっても想像力を試されるチャレンジングな提案だと感じています。

    大阪アトリエ 岡 由子

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