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    「全体を見る目を養いなさい」 。「出来上がりがイメージできる感性を磨きなさい」。
    新人時代、先輩から繰り返し教えられたフラワーコーディネーターとしての心得であり、
    今でも変わらない私のスタンスです。
    ドレスをもとにブーケの提案からはじまり、完成したスタイリングをイメージします。

    特に気を使うのはペアリングするヘッドフラワー。
    セレクトする花材のニュアンスが出来上がりのイメージを大きく左右するからです。
    特に大輪を使う場合はインパクトが強い分、普段の数倍気を使います。
    ご新婦様の意向に沿っているか?ドレスやヘアスタイル、小物とマッチしているか?
    会場での見え方をも考慮して最終的なセレクトに当たります。

    花嫁というヒロインを創るために多くのプロが携わった最後の「ひと添え」、それが「花」なのです。

    神戸アトリエ 井上 有理

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